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[久里浜店] 2019-08-18

「補聴器と集音器」

こんにちは!
アレンズさいとうです(^^♪
本日は、「補聴器と集音器」についてお話ししてみたいと思います。

皆様は、「補聴器と集音器の違い」をご存知ですか。じつは、日本補聴器工業会がこんなアンケートをしたことがあります。
結果は・・・


なんと、知っているのは10%以下。90%の方はその違いを知りません。
なぜか。
それは、集音器をまるで「難聴者ために」作られているかのような宣伝がされているからです。

補聴器は薬事法という法律のもと、厚生労働省の承認を受けた「医療機器」です。

補聴器は個別の製品ごとに厳しい検査を受け、一定の効果や安全性が認められて初めて製造販売が出来ます。

補聴器という機械は大きな音が出過ぎないように出力制限という機能が付いていたり、個人個人の聞こえに合わせて調整(フィッティング)を行える等の基本性能が保証されているという事になります。
(ちなみに430項目の認可が必要です。)

 一方、集音器は特に法律で指定されていない音響機器です。医療機器ではない為、製造販売する上での制約が無く、補聴器に搭載されている基本性能が保証されていません。

つまり集音器は「自己責任」
補聴器は医師の診断を受けて、補聴器技能者が責任をもって難聴者の方の為に試聴、販売、調整、保守点検を行います。
決定的な違いは、「補聴器は難聴者の為に作られた医療機器であること」です。

確かに集音器と違い補聴器は決して安くありません。
しかし果たして本当に補聴器は高いのでしょうか。「安全、安心」は大切です。
「補聴器」と「集音器」とは見かけは似ていても、基本的には違う位置づけの製品だということが言えます。ただし、実際に「集音器」の効果を感じている人がいることも事実で、必ずしも「集音器」を購入することが良くないという訳ではありません。
問題なのは、「補聴器」と「集音器」が同じ機能を持っていて、同じ効果が得られるという間違った認識を持ってしまうことです。「集音器」の中には、外見を見ただけでは、「補聴器」との区別がつかない製品もありますし、広告などを見ると、「補聴器」と同じような効果が得られるような表現も見受けられます。
そうした誤解によって「補聴器」のつもりで「集音器」を購入してしまい、満足な効果が得られないということや、ひいては健康被害を引き起こしてしまう恐れがあるということが大きな問題なのです。
大切なことは、まず、両者の違いをはっきりと理解した上で検討することです。そして、何より、聴力の低下を感じたり、難聴に関して気になることがある場合は、耳鼻科の専門医に相談し、適切なアドバイスを受けることが大切です。
確かな裏付けのある補聴器を医師の診断の元、補聴器技能者に責任をもって調整をしてもらいましょう。
また、耳は慣れるまで時間がかかるものです。何度かの調整とメンテナンスも必要です。
補聴器技能者がいる、自分が通える範囲のお店で購入しましょう。

アレンズさいとうでしたヽ(^。^)ノ


久里浜店 2019-08-18






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