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[久里浜店] 2023-12-18

耳穴補聴器の閉塞感対策

こんにちは!
めがねの荒木 久里浜店さいとうです(*^^*)

本日から急に寒くなりました。私、坐骨神経痛があるので急激に温度が下がると痛みが出るんじゃないかと恐怖におののいています。
皆様お元気にお過ごしでしょうか。

さて、本日は「オーダーメイド補聴器」についてお話ししてみたいと思います。
マスク生活もようやくひと段落ですが、今でも耳穴補聴器(オーダーメイド補聴器)の相談が増えています。やはりまだまだマスクが外せなく「メガネ、マスク、耳掛け補聴器」の耳3重苦になっているため、耳穴補聴器のお問合せが増えているのだと思われます。
「だったら耳穴補聴器だけにすればいいじゃん。」と言われてしまいそうですが、実は耳穴補聴器にも欠点があります。それは「閉塞感」です。耳掛け補聴器の中にはほとんど付けていないような感覚になる補聴器も有ります。下記図のように耳穴を完全にふさいでしまうので耳に指を入れて喋ると自分の声が反響し詰まった感じが起きるのと一緒です。


そこで私たち認定補聴器技能者もデジタル調整や補聴器の形状を直してアナログ的に閉塞感を減らすような工夫をしています。
その一つに「ベント加工」と言うものがあります。


この矢印の先に「空気穴」が開いています。この「穴」が大きければ、大きいほど閉塞感が減りますが大きいほど音漏れも大きくなりハウリング(ピーピー音漏れ)や低音域の音量を出す事が難しくなります。極端な加工では「シャークベント」と言う鮫の口が開いたように見える加工もあります。

「詰まった感じ」とおっしゃってくる方の中には接触面が大きい為にそう感じる方がいます。そのため接触面を減らす加工として「ディンプル加工」と言ってまるでゴルフボールのようなへこみを付ける加工があります。

閉塞感対策にもう一つ「段付きベント」と言うものもあります。名前の通り耳型に段を付けて耳奥の下にある自律神経の圧迫を減らして閉塞感の減少を行うものです。特徴は大きなベントは必要なく圧迫感を減らしハウリングリスクを回避できます。

このように認定補聴器技能者は日々いろいろな手立てを考えて人それぞれに合う方法で、聞こえでお困りの方たちに快適な補聴器ライフが送れるように日々努力しております。
聞こえでお困りの方がおられましたら是非、認定補聴器技能者在籍店の「めがねの荒木久里浜 認定補聴器専門店」にご相談ください。
さいとうでした(^^)/


久里浜店 2023-12-18






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