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[衣笠店] 2025-04-21

補聴器の寿命って?補聴器の修理満了はいつ?

こんにちは!

補聴器を販売していると、補聴器の寿命について質問を頂くことがよくありますが、
一般的には「補聴器の寿命は5年程度」と言われているものの、
「補聴器にとっての寿命とはなんぞや…」と考えると、もう少し複雑になってきます。

日々体に身に着け、汗や耳垢、急な温度変化による結露に晒されている補聴器は、いわばパソコンやオーディオ機器に毎日塩水を掛けているような過酷な状態なので、防水機能が付いているとはいえ、劣化や故障してしまうことは珍しくはありません。

使用状況によっては5年以内でも汗や汚れで故障することはありますし、充電式をお使いの場合は、数年使用していると、補聴器の中の充電池が劣化してきてしまうこともあります。

長く快適にお使い頂くには、ご自宅での毎日の乾燥やお手入れ、お店での定期的なメンテナンスが大切になりますが、それでも長年使用していると、音の弱まりなど、買ったばかりの性能に比べると劣化してくる部分はあります。

しっかりメンテナンスをして使用して頂いたとしても、4~5年経つと、何かしらの不調や故障が出てきやすいという意味では「補聴器の寿命は5年くらい」と言えるかもしれません。

しかしながら、「寿命=もう使えないこと」と考えると、「故障や劣化=寿命」とは言い切れません。というのも、補聴器は、故障したとしても「修理」をして使うことができるからです。


例え、5年以上経って故障したとしても、メーカーに修理に出せば、修理代はかかるものの、継続して使用することが可能です。

なので、「寿命=もう何をしてもその補聴器が使用できなくなること」と考えると、補聴器の寿命は「故障して、且つメーカーでも修理できなくなった時」ということになるのではと思います。

「メーカーでも修理できないなんてことあるの?」と疑問に思われるかもしれませんが、実は、どの補聴器も、「修理満了日」というものがあります。

その補聴器が「販売終了」になってから数年経つと、メーカーでの修理の受付が終了し、修理ができなくなってしまうのです。(メーカーや機種によっても異なるかと思われますが、一例を挙げると販売終了から5年くらいで修理満了になります。)

あくまで「販売終了になってから」の話なので、どの補聴器も購入してから5年経つと修理できなくなるというわけではなく、購入した補聴器がその後も販売され続ければ、その分修理満了日は伸びます。

「その補聴器がいつ販売終了になるのか」ということは、販売終了が決定されてからでないと分からないのですが、補聴器は新しいモデルが出ると、以前に発売されたモデルは順次販売終了になることが多いので、修理のことを考えると、最新機種からお選び頂いた方が長く修理できる可能性が高くなると言えるかもしれません。


修理満了日については、メーカーのホームページなどでご覧いただくことも可能ですが、
ご自身の機種がどれか分からない…ということもあると思いますので、
「購入してもうすぐ4~5年経つなぁ」という場合は、よろしければお店のスタッフまでお問い合わせください。

ちなみに、補聴器の寿命と買い替えサイクルはまた別の話で、4~5年経つと修理費用も高くなることが多く、以前より性能の良い新商品が出ていたりするので、修理代を払って補聴器を修理するよりも、より性能が良いものに買い替えようというお客様が多く、そういった意味では、補聴器の寿命が5年というより、買い替えサイクルが5年くらいと言った方が、現実に近いかもしれません。(もちろん、修理しながらもっと長くお使いになるお客様もいらっしゃいます。)

5年というと、短く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうはいっても365日毎日使うパートナーなので、補聴器選びの際は、色々ご相談頂きながら、長く快適にお使い頂ける機種をお選び頂き、ご購入後も、定期的にしっかりお店でメンテナンスをさせて頂ければ幸いです。


衣笠店 2025-04-21






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